歯科健診て意味あるの??

これは最近友人から聞かれた質問です。

 

結論から言うと、あんまり意味ないかもしれません。

見ただけでわかることには限界があります。

健診といっても区や学校でやる健診のことですが、統計を取るという意義はあるでしょう。いままでお口の中に興味がなかった人に、興味を持っていただくきっかけにはなるかもしれません。

ただ、虫歯や歯周病を発見するといういわゆる「検診」という意味ではあまりに情報が少なすぎます。

想像してみてください。

1人あたりわずか1分ぐらいで、しかも座ったままで口をあけてもらって、流れ作業のように1時間に数十人も診なくてはいけないのです。この子は歯が何本あるな、なんとなく歯ぐきが腫れているな、ぐらいで終わってしまうと思いませんか?

私も大学病院の時は、毎年春は小学校から高校まで健診のバイトに行っていました。

名門私立の子供たちです。見た目に歯に穴があいている子なんていません。歯と歯の間に隠れた虫歯はわかりません。

虫歯は入口が小さく、中に大きい場合が多いのです。

大人の検診でも、虫歯はもちろん歯周病も初期ならば見ただけでは判断は難しいのです。

 

つまり検査が必要なんですね。

レントゲンや歯ぐきの検査です。

当院にいらっしゃる患者様の中にも、しっかりと検査をしてみたら大きな虫歯や進んだ歯周病が隠れていたという方が非常に多い!

いままでも定期的にクリーニングしてたのに・・・。

とがっかりされてしまうのも無理もありません。

クリーニングだけではなく、毎回精密な歯ぐきの検査をしたり、虫歯があやしいところはレントゲンを撮らなければ見逃してしまうのです。

 

 

 

 

 

【監修】
監修 太田純也

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