日本臨床歯周病学会 関東支部合同セミナー参加

先日、日本臨床歯周病学会 関東支部 歯科医師・歯科衛生士合同セミナーに参加してまいりました。

 

今年度より、お世話になっている先生が支部長に就任されたこともあり、学会の運営にも携わることになりました。

学会には今まで参加するのみであることがほとんどで、運営側に回るのは大学勤務の時以来の経験でしたが、一般の参加者が何気なく利用しているサービスの陰にはいろいろな苦労があることを再確認しました。

 

内容的には、歯周病と咬む力の関係について、とインプラントの歯周病と言われるインプラント周囲炎について、がメインテーマでした。

 

歯周病の治療をする際には、古いかぶせものを外したり、矯正治療をしたりしながら歯周病の再発・悪化を予防していくのはわれわれ歯周病専門医のなかでは当たり前なのですが、患者様にはなかなかご理解しづらい部分かと思います。

 

病気になった場合は

症状に対する治療→そうなった環境を改善→予防

という流れが一般的になるかと思います。

例えば高血圧であれば、

投薬による血圧コントロール→食事や日常生活の改善→継続して再発予防

となるかと思います。

歯科においても例えば歯周病であれば

歯石除去→段差のあるかぶせものなどを磨きやすい形態に改善→定期的なクリーニングによるメインテナンス

など、病気になってしまった環境を改善することが必要になることが多いです。

虫歯は削ってつめたら終わり、歯周病は歯石を取ったら終わり、というふうにイメージされてらっしゃる方がまだまだ多いと思いますので、しっかりと説明していきたいと思います。

 

 

  • 日本臨床歯周病学会 関東支部合同セミナー参加

【監修】
監修 太田純也

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